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歯科雑学
歯についてのよもやま話です

歴史上の偉人の歯のお話
最近インターネットが非常に便利になって、ついくだらないものを調べたりしてしまいます
歴史上の偉人とされる人の歯にまつわる話を集めてみました
ちなみにほぼWikipediaからの引用です
ラムセス2世
ラムセス2世(ラムセス2せい、Ramesses II、ラムセス大王(ラムセスだいおう)、紀元前1314頃 - 紀元前1224年、または紀元前1302頃 - 紀元前1212年)
古代エジプト第19王朝のファラオ(在位:紀元前1290 - 紀元前1224年、または紀元前1279 - 紀元前1212年)。ラムセ2世、ラメセス2世とも表記される。ラムセスという名は、ラーによって生まれたという意味の「ラー・メス・シス」のギリシア語読みである。 その治世において、エジプトはリビア・ヌビア・パレスチナに勢力を伸張し、繁栄した。 年代には諸説あるが、24歳で即位し、66年間統治し、90歳で没したとされる。その間、第1王妃ネフェルタリのほか、何人もの王妃や側室との間に、賢者として名高いカエムワセト、後継者となるメルエンプタハをはじめ非常に多くの子(100人以上)をもうけたと伝えられる。もっとも、この大半は養子であり王の息子の称号を与えられただけだという説もある。しかし、非常に大柄であり専用の強弓は王その人以外誰も引くことができなかったと言われる優れた戦士であった王が多くの子を残さなかったとは考えにくく、やはり彼らは王の実子であると考える者もいる。即位名はウセルマアトラーである。
今から3300年前頃のエジプトの偉大なるファラオです
この人は歯周病に悩まされてたとのことです、詳しいことはわかりません
カルテも残ってないでしょうし、、、ちなみに日本の医療制度ならカルテの保存義務は5年間です
ルイ14世
ルイ14世(Louis XIV de France, 1638年9月5日 - 1715年9月1日、在位:1643年 - 1715年)
ブルボン朝第3代のフランス王。ルイ13世の長子。妻はスペイン王フェリペ4世の娘マリー・テレーズ(マリア・テレサ)。ブルボン朝最盛期の王で「朕(我)は国家なり」(L'Etat, c'est moi)と宣言し、「太陽王」(Roi-Soleil)と呼ばれた。
ルイ14世は、侍医ドクトル・ダガンの主張する「歯はすべての病気の温床である」という説に基づき、12回にわたる手術の末、すべての歯を抜かれた。しかも当時は麻酔もないため、歯は麻酔なしで引き抜かれ、抜いた後は真っ赤に焼けた鉄の棒を歯茎に押し当て消毒とした。その後、歯の無いルイ14世は、8時間以上かけてくたくたになるまで煮込んだホロホロ鳥や雉などしか食べられなくなった。また、常に胃腸の調子が悪くトイレに頻繁に駆け込んだ。時にはトイレから家臣たちに命令を下すこともあったという。あまりにもトイレに行く回数が多かったため、衣服にも悪臭が染み付いてしまっていた。その家臣たちは、香水を染み込ませたハンカチを鼻に当てて閣議に臨んだ。
フランス革命前のフランス絶対王政の君主、このころのフランスの国旗は三色旗ではないんじゃないかな
ヴェルサイユ宮殿に遷都したのもこの王様です、三銃士もこの頃
「ベルサイユのばら」などのフランスの優雅な宮廷のイメージはこの時代なのでしょうか
それにしてもこの頃の歯科治療は壮絶ですね、
ピョートル1世
ピョートル1世(ロシア語:Пётр I Алексеевич;ラテン文字表記の例:Pyotr I Alekseevich, 1671年6月9日 - 1725年2月8日)
ロマノフ朝のモスクワ大公、ツァーリ(在位:1682年 - 1725年)、初代ロシア皇帝(インペラトール、在位:1721年 - 1725年)。出生名はピョートル・アレクセーエヴィチ(Пётр Алексеевич)。その歴史的存在感と2mを超す巨躯から、ピョートル大帝(ピョートル・ヴェリーキイ;Пётр Вели?кий)と称される。ツァーリ・アレクセイ・ミハイロヴィチの六男、母はナタリヤ・ナルイシキナ。
なかでも歯科医療には強い興味を示し、初歩的な抜歯術の手ほどきを受けて抜歯器具を買い込み、帰国後は廷臣たちの虫歯を麻酔なしで抜くのを趣味にした
ピョートル大帝です
今に残る逸話の数々が実にロシア的です
廷臣の方々はさぞ大変だったでしょう
ジョージ・ワシントン
ジョージ・ワシントン(George Washington, グレゴリオ暦1732年2月22日 - 1799年12月14日、ユリウス暦では1731年2月11日生れ)
アメリカ合衆国の初代大統領。アメリカ合衆国建国の父として首都や州名などにその名を遺しているアメリカ合衆国憲法下で最初のアメリカ大統領。首都ワシントンD.C.とホワイトハウスでの政務を、唯一行うことのなかったアメリカ大統領でもある。
ワシントンは24歳の頃から歯槽膿漏に悩まされ、晩年には自前の歯がひとつしか残っておらず、木製の入れ歯を使っていた。3選を拒否した理由のひとつに、「入れ歯着用で、まともな演説ができなくなり、人前に出るのが嫌になってきた」という説がある。この1ドル紙幣の写真でワシントンが口を無理に閉じている理由は、木の入れ歯はバネが強力だったらしく、口から出ないようにしているからと言われている。
えー、Wikipediaでは木製義歯とありますが
手元の資料では・・・ワシントンは何個も義歯を作っていたそうで、最後の入れ歯は
金の圧印の床に象牙の人工歯を配列、上下の義歯をスプリングで反発させ、顎堤に圧接させるもの
歯科医師ジョン・グリーンウッド(John Greenwood 1760-1819)の制作
金の圧印床ですね、自分は圧印床を制作したことは有りませんが、卒後すぐの頃とある病院で
実際にセットしているのを拝見したことがあります
全部床義歯(全部入れ歯)にはなかなか良さそうですが、部分床義歯のためにはクラスプを設置
しなければならず、圧印床だと鑞着仕上げになり、鑞着部からのクラスプ脱離が問題らしいです
象牙でしたら色あいなど、うまく削れば相当綺麗に仕上がるのかもしれません
丁度歯科が、歯科医学として独立する少し前の話です、金細工の職人芸の時代の最後の作品と言えるでしょう
しかし、ワシントンはスプリングの入った義歯を口の中に留めておくためいつも口をすぼめていたそうで
金細工の職人芸の限界がそこにあったのかもしれません
BlueTooth
ハーラル1世ゴームソン(デンマーク語:Harald "Blatand"、 ? ? 986年?
デンマーク国王(在位:940年 ? 985年?)。青歯王の渾名を持つ。ザクセン公家のデンマークへの政治的侵入を受け、960年に洗礼を受けてキリスト教を受け入れた。ただし、948年にはシュレースヴィヒ、リーベ、オーフスの半島3都市に既に司教が任命されていたらしい。
これ、最近のPC周辺機器とか携帯電話とかについてるBlueToothです
古ノルド語では青は黒いという意味も含んでいたらしく、黒かったんでしょうね
日本語の「緑」を「青」と言い換えるようなものですかね、青信号とか
バイキングの長で歯が真っ黒とかだと、雰囲気がありますね
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